日本公認会計士協会は2022年9月20日、会長声明「国際的なサステナビリティ保証基準の開発について」を公表しました。

日本公認会計士協会 会長声明「国際的なサステナビリティ保証基準の開発について」

これは、同年9月15日に、証券監督者国際機構(IOSCO)から、声明「サステナビリティ関連の企業報告の保証に関する基準設定主体の取組の歓迎」が公表されたことを受け発出されたものです。
当該IOSCOの声明は、国際監査・保証基準審議会(IAASB)・国際会計士倫理基準審議会(IESBA)のサステナビリティ保証基準等の開発の支持と、基準開発に当たっての推奨事項が示されていますが、今回の日本公認会計士協会会長声明では、「日本公認会計士協会としてもIAASB・IESBAのサステナビリティ保証基準等の開発を強く支持する」ことが述べられています。


国際的な動向として、サステナビリティに関する開示基準はIFRS財団が、また保証基準はIAASB・IESBAが主体となって制定していくことが一段と明確になったと思われます。今後は当該基準制定の動きをにらみつつ、我が国での対応についても動向を注視する必要があります。

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